招福の秘宝 万病の霊薬 五訓の科学

2024年6月29日土曜日

五訓

t f B! P L

 



五訓・五戒

今日だけは

怒るな

心配すな

感謝して

業をはげめ

人に親切に

朝夕合掌して心に念じ口に唱えよ


五訓とは

五訓は、「安心立命」「宇宙即我、我即宇宙」の境地、靈性向上のための行動指針です。
この五訓の素晴らしいところは、「怒るな」~「人に親切に」の並びが人間の意識の進化の段階を現し、癒しの手順となっているところです。「宇宙即我、我即宇宙」である真実の自己(真我)に至る道をシンプルに説いています。最後の行でそのポイントとなるやり方を説明しています。

功徳之碑には、「靈氣療法の主眼はただ単に疾病を治療するのみではなく、要は天賦の靈能に因って心を正しくし、身体を健やかにして、人生の幸福を享受する処に在る。」と記されています。

「天賦の靈能」

天賦靈能というのは、生まれつき持つ霊的能力です。霊的というのは、「宇宙即我、我即宇宙」の言葉に表される非利己性、利他的性質、ワンネスの意識、キリスト意識と言われるもので、愛、知性、知恵、意志、調和、活動などの性質です。

靈能によって、心(感情と思考・マインド)の働きを正しくすることで、身体が健やかになります。心の働きを正しくするために内観による反省と改善です。この繰り返しにより、霊肉一如、物質と靈が同じ価値、一つとなります。すなわち、物質(身体)の性質が愛、知性、知恵、意志、調和、活動となります。小宇宙である「私」と大宇宙は同質のものであるから、人生に幸福が現れるのです。

五戒の意味

・「今日だけは」

宇宙法則(自然法則)である因果法則を理解し、法則に従う教えです。
原因が結果をもたらす法則で、誰も宇宙法則に逆らうことはできません。
今この瞬間は、過去の結果の現れであり、未来を創造しています。
人は、一日に6万回思考しています。過去の出来事への、偏ったものの見方に執着していると未来も同じことが起こります。
執着は、変えることを拒んでいる状態です。反省と改善に対する抵抗です。
未来を変えたかったら、今の在り方を変えることです。
常に原因と結果を観察する習慣をつけることです。
観察は知性によるもので、霊的な働きによるものです。霊的性質を持っているのが靈氣エネルギーです。
五訓は、招福の秘宝と言われています。5つの戒を因とすることで福を招く(結果)ということです。

・「怒るな」

最初に癒すの必要のあるところが、怒り、憎しみ、妬みなどネガティブな感情です。
日常的に、自分がどのような感情を選択しているかを知りましょう。そのために、不平、不満、愚痴など自分の発言、頭の中の会話に注目します。

怒りのエネルギーの存在目的

自分に対する脅威を察知すると、身体にストレス反応を起こすアドレナリンを分泌させ、交感神経を刺激します。人間が怒りの感情を覚えたとき、脳からは「ノルアドレナリン」と副腎から「アドレナリン」というホルモンが分泌されているそうです。

ノルアドレナリンとは
ノルアドレナリンは、脳内の神経伝達物質、自律神経の神経伝達物質、副腎髄質から分泌されるホルモンとしての3つの役割があります。
ノルアドレナリンの分泌を促すのはストレスがあります。アドレナリンと同じく、目の前の恐怖や不安に対して、体と脳が戦闘モードに切り替わり、立ち向かうことができるのです。そのため、集中力を高めたり、積極性な行動を起こすことにも役立ちます。
ノルアドレナリンが不足すると、やる気や集中力が低下、逆にノルアドレナリンが過剰に分泌されると「パニック障害」を引き起こす原因になるといわれています。

アドレナリンとは

アドレナリンとは、腎臓の上にある副腎というところの中の髄質から分泌されるホルモンです主な作用は、心拍数や血圧上昇などがあります。
自律神経の交感神経が興奮することによって分泌が高まります。その結果、主な作用として、心拍数や血圧上昇が上昇し、体のパフォーマンスが高まります。
また、覚醒作用があり、集中力や注意力も高まります。アドレナリンが分泌されることにより、目の前の恐怖や不安に対して、体と脳が戦闘モードに切り替わり、立ち向かうことができるのです。

ノルアドレナリンとアドレナリンの違い
ノルアドレナリンとアドレナリンの最も大きな違いは、脳への精神的な作用の有無です。ノルアドレナリンは、脳内で神経伝達物質として分泌されるため、恐怖や怒り、不安などの精神的な作用にかかわっています。一方、アドレナリンは脳内ではほとんど分泌されず、また、副腎髄質で分泌されたアドレナリンは血液脳関門を通過することができないため、精神的な作用には関与していません。

怒りのエネルギーは、原初では獣の攻撃から身を守るために肉体に対する自己防衛(アドレナリンとノルアドレナリンで戦闘態勢に入る)のためにありました。
現代では、自分の信念体系とは違う他者の意見やアイデアを攻撃とみなし、脅威を察知すると個人的な信念で出来たパーソナリティ(肉体、感情体、メンタル体の集合体)を防衛するために怒りのエネルギーを使うといった間違った使い方をしています。その結果、他者への物理的攻撃や精神的な攻撃をしてしまいます。この間違ったエネルギーの使い方によって、人との間で対立の構造が出来上がってしまいます。
「幸福になりたい」と思いながら、行動、選択を変えられない人はパーソナリティの崩壊を恐れているからです。現実は、今のパーソナリティの信念体系が作り出したと認めらずに周囲を変えること「周りが変われば、自分は平安」と考えているからです。人が感じている、知覚している対象は、周りではなく自身の心です。

怒り対策としてオキシトシン
オキシトシンとは、脳の視床下部で生成され、下垂体から分泌されるペプチドホルモンの一種です。幸せホルモンとか愛情ホルモンと呼ばれています。積極的にオキシトシンの分泌を増やす方法は、「他者とのふれあい」です。靈氣ヒーリングの他者ヒーリングは、オキシトシンを増やす一つの方法でもあります。また、オキシトシンは、人との交流、誰かや何かへの「ありがとう」という感謝や思いやりの気持ちを頭に思い浮かべるだけでも分泌されることが判明しています。
「感謝して、業をはげめ、人に親切に」は、オキシトシンを増やす行為であり、幸福へと導く方法が説かれています。

他者に怒りを感じたら

他者の行動や考え方、対象に対する怒りは、「それは、あなたです」というメッセージです。物理的、精神的な部分で同じことしてますので、反省し改善しなさいということです。

不満からの怒り

我欲が満たされないことで怒りが湧きます。我欲というのは、低位パーソナリティの限定された思考パターンからの欲求で低位パーソナリティの防衛機能です。思いこみの浄化が進むにつれて解消されていきます。

「心配すな」

心配は、マインドが作り出す幻想によるものでネガティブな未来をイメージし、失うことへの恐れや、人生や自身の生命の特質に対する信頼の無さ、無知からくるものです。
人生とは、低位パーソナリティの為のものではなく魂の成長の為にあります。
マインドの幻想を見抜くことによって、魂が自由を取り戻し成長していきます。魂の成長とは、幸福を増大していくことです。

足りないことより、豊かさに気づいていくことです。豊かさは、目に見えるもの、見えないもの、これから現れるもの、あらゆるところに存在しています。
「失う」ことは、無くなるのではなく、変化、進化の過程であり、新たなことが現れるために必要なこと。失って気づくこと、得ることがあるから大丈夫です。

怒りも心配も結果です。ですから、原因を探り知る必要があります。
更に何(感情体、メンタル体)が活動し原因を作っているのかを知ることが重要です。

怒りや心配などネガティブなエネルギーは、自身の肉体だけでなく周りもに影響を与えます。

怒りや心配は、自分(低位パーソナリティ)のものの見方、考え方が原因となっています。誰かのせいではないのです。
誰かの責任にして、被害者である限り人生を変えることはできないのです。

「怒るな、心配すな」とは、貪瞋痴(とんじんち)貪り、怒り、愚かさ(無知)の三毒を無くすことを意味しています。

生命の特質は、愛と調和と知性です。すべての人の内に備わっています。
怒らない、心配しない状態は神の善が現れている状態です。

間違った怒りの使い方や心配、低位パーソナリティの体験をして、幸福とは何かを学んでいます。

・「感謝して」

感謝はハートから起こるものです。ハートは中心を意味します。
人間の中心とは、愛、慈悲、智慧、直観といった働きです。
心(ハート)に集中することで、愛、慈悲、智慧、直観の働きにより三毒から解放してくれます。
貪瞋痴の三毒に在る状態の時は、慢心です。
感謝のエネルギーに満たされると、与えられていることに気づき、謙虚になります。
愛や慈悲を高めてくれるのがオキシトシンです。
「ありがとう、ありがとう、ありがとう」と言い続けているだけで、感謝の気持ちが湧いてきます。「ありがとう」と唱えている時に、嬉しい体験、つらい体験などいろんな場面が浮かんできますが、ただ唱え続けているとすべての出来事に感謝できるようになります。

・「業をはげめ」

この世に生まれてきた、本当の目的を果たすことが業です。
臼井先生は公開伝授の中「臼井靈氣療法とは如何なるものでしょうか」との質問に対して
の答えの一部に、「我が教養を成就し心身練磨向上を期し、人たる正道を歩むため」とあります。
「教養」とは、真理を指しています。仏陀の言葉に「真理は一つであって、第二のものは存在しない。真理を知ったものは、争うことがない。」あります。変わることのない、いつ、どこの、誰のところにも例外なく通じる特性を持つものが真理です。宇宙法則です。

「人たる正道」人の歩む正しい道とは、人ー魂ー真我ー靈ー神への道です。
業にはげめとは、真理を知り、人たる正道を歩むことによって神の特質である無条件の愛、知性、意志を発揮し幸福になることです。

・「人に親切に」

人が何か分かっていなければ、人に親切にすることはできません。
人(パーソナリティ)とは、魂の延長です。
人ー魂ー真我ー靈-神と繋がって神から最も遠い存在です。
神のもとではすべての人と繋がっています。
人間としてのパーソナリティは、肉体と感情体と精神体(知識)で出来ています。
感情体と精神体の内には高次(非利己的)と低次(利己的)があります。
3つの体(低次)だけが活動している時は、魂が死んだ状態です。
靈氣の教えで「欲と自惚れを捨てねば、体は治せても魂は救えない」とあります。
(「体は治せても」は一時的に治ってもという意味です)
欲と自惚れは貪瞋痴の三毒、低次パーソナリティの働きです。
低次パーソナリティが主役の時は、魂は死んでいます。
「人に親切に」は日常で困っている人を助ける、協力すること以上に深い意味として、「迷妄(三毒)の中にいる人を救いなさい」という意味です。

魂が救済されないと、真我ー靈ー神との繋がりを取り戻せません。
魂が成熟していくことで真我、靈へと繋がっていきます。
神(根源)の思いを直接受け取れるのが靈です。
靈と繋がることで靈氣となります。
靈氣となった時に、靈氣の本当の働きが分かります。単なる病気の療法でないことが。
人というのは、一番遠く未熟な状態で無知なのです。
無知ゆえに苦しみ、迷い、混乱が生じ、迷妄に陥りやすいです。
神の知性に近づくほど迷妄が破られます。

人は神(全体)の一部であるから、その一部に「親切にする」「思いやる」ということは、神(全体)にしているのと同じこととなります。自分自身も神(全体)の一部であるから自分を思いやっていることになるのです。自分と神(全体)を思いやる自己愛です。

自分を幸福へと導くことは、全体を幸福へと導くことになるのです。
自分を解って人に親切にできるのです。

効果的にするために

普通にやると「心に念じ口に唱えよ」の通りです。

でも、浄身呼吸法のやり方から考察すると心に念じは、心から丹田に降ろします。

「口に唱えよ」は身体、オーラ、空間へと波動を響かせることを意味します。

霊気療法には、念達法というのがあります。額と後頭部に手を当ててアファーメーションする方法です。それと似た方法です。

五訓を唱えるというよりは、聞こえてくる感じです。どこから聞こえてくるかというと、天からです。その聞こえてくる音、周波数を眉間から受け入れます。眉間を軽く押すと分かるのですが、押されているとエネルギーの侵入に対しての抵抗が弱くなります。(合掌行の記事を参照してください。)

天からのメッセージとして聞こえてきた音を、追うように声を出さずに唱えます。声に出さない言葉は、声にする言葉と比べて6倍速く潜在意識に刷り込まれます。

五訓の実践のために靈氣エネルギーが必要となります。

このブログを検索

ブログ アーカイブ

QooQ