セルフヒーリングの初期段階で手を当てて身体の内を感じることに集中出来たら、意識を拡大し身体の外の空間を観じます。
観察対象が身体の内と外の二つになります。二つの観察対象に対して一つの観察者(意識)という関係です。観察者は二つの対象を適度な距離で観ている感じです。
身体に手を当ててセルフヒーリングをします。身体の内を感じ、身体の外、生きとし生けるもの、鉱物、植物、生物、大自然、大宇宙の全てを循環して流れる普遍的なエネルギー(靈氣エネルギー)を観察します。
身体と大宇宙、空間との結びつきを直接体験します。
観察者が二つの対象を観て感じ、同じ靈氣エネルギーが息づいていることを実感します。
さらに、この靈氣エネルギーによって身体も宇宙も自動的に動いていることを観察します。木々の成長も心臓の鼓動、細胞も世界も宇宙もすべての事象が靈氣エネルギーによって自動的に制御されていることに気づきます。
生かされていることに気づくまでは、自我(エゴ)の私が身体を維持、「生きていくために何かをしなければ」または、「何かする」「私が生かしている」「生かしてきた」という誤認と発想のもとに生活していたことから目覚めます。
首が凝れば首を回す、おなかが空けば食べる、眠くなると寝る全て自動的に起こっています。
靈氣エネルギーは、自然治癒力であり自己組織化の力です。自然治癒力は身体だけではなく生活環境、大自然など宇宙全体に働きます。
自我(エゴ)への信頼から靈氣への信頼へと移行していきます。
意識のフォーカスが自我(エゴ)から靈氣へと移行することで、自我(エゴ)には見えていなかった世界が現れ始めます。意識が拡大していく過程です。自我(エゴ)にとっては不都合(縁が切れる、環境が変わる、何かを失う)が事象が現れ抵抗するかもしれませんが、宇宙(靈氣)が自分の世話をしていたことを受け入れてれば抵抗はありません。