座法
流れを感じ取れることでセンタリングとグラウンディングが確実なものとなっていきます。
1.静座
2.乾浴法(けんよくほう)
心、身体、手、エネルギー体を清める方法です。瞑想や他者ヒーリング・セルフヒーリングの前や、ネガティブなエネルギーを払いたい時などに使います。
① 右手を左の肩口に当て、対角線方向に、右の腰まで斜めに素早くなで下ろします。
②
同様に、左手で右の肩口から左の腰まで、なで下ろします。
③
右手で①をもう一度。なで下ろす時は、手の指先ではなく、手のひらを使います。
④
左手のひらを前に向け、左腕を右掌でしごくように肩から掌までをなで下ろします。
⑤ 同様に、右腕を左掌でしごくように肩から掌までをなで下ろします。
⑥
右手で④をもう一度。
3.浄心法
静座合掌:結跏趺坐または、半跏趺坐、正座で座ります。椅子の場合は、背筋を伸ばし丹田を圧迫しないようにします。目は軽く閉じます。肩と肘に力を入れないように両手を合わせ合掌します。肩は下方へ下げる気持ちで、肘は軽く両脇下に接して合掌を支え、五指は揃えて両掌を軽く接触させ手のひら内に空間を作ります。
静座合掌の姿勢が出来たら、浄身法と言って一層精神を清浄にし、統一するために明治天皇の御製を一種奉読し(心の中で)この御製にあらわれた大御心に自分の心を照らしてただちにこれを奉体する。明治天皇御製は、あらゆる階級の国民にとって身を立て道を行く上で鏡となるものでした。伝統靈氣では、明治天皇御製を読んでいましたが、五訓やマントラ、祈りでも心を正すものと一体となります。(文章でも絵でも結構です)
明治天皇御製
・いかならん事にあひても撓(たゆ)まぬはわがしきしまの大和魂
・あさみどり澄渡りたる大空の廣きを己のが心ともがな
・善悪を人の上に言ひながら身をかえりみる人なかりけり
・大空に聳えて見える高嶺にも登れば登る道はありけり
・遠くとも人の行くべき道行かば危きことはあらじとぞ思う
4.浄心呼吸法
1.静座 心を静めて座ります。椅子または、結跏趺坐、半結跏趺坐、あぐら、正座のどれでもよいが、背筋をなるべく真っ直ぐにし丹田を圧迫しないように座ります。
2.両掌を上向きにして、軽く丸め卵を持つような形にし、膝の上におきます。
(親指と薬指の先を接触させて輪をつくるような感じです。)
3.心を丹田に鎮めて、静かに鼻で複式呼吸をします。
この時会陰を軽く締めた状態で無理のない呼吸をします。
浄心法によって作られた心の状態のエネルギーが呼吸と共に、徐々に丹田に降りてくるのを感じます。
丹田とは臍(へそ)の下三寸(10センチ)あたりの下腹部を指します。
これが上達しますと、丹田に溜まったエネルギーが自然と全身に広がって行くのを感じます。呼吸が静かになり身体から意識が抜け出し身体を俯瞰して観ているような感じになります。